祝 西条市 高断熱住宅へ

約20年前に完成した住宅。
外部の経年劣化に対してのメンテナンス工事依頼です。
西条市 リフォーム
ところが!
奥様から

冬は寒いし、夏は暑い。

社長なんとかなりませんか!のことでした。

先日の研究会にて

私はこの30年にわたって高断熱・高気密工法の住宅の普及に努めてきた。省エネで家中暖かく快適に健康に暮らせる家が、北は北海道から南は九州まで日本中で必要だと考えたからである。日本の住宅は、不幸にして断熱材施工してもそれがまったく効かず寒い家のまま建設され続けてきた。冬は家の中も寒いのが当たり前で、暖房費を節約しながら寒さを我慢し、耐えしのいできた。
 一方でこたつという極めて効率のよい採暖器具のおかげで、日本は暖房について極めて「小」エネルギーに過ごしてきた。私はこの小エネルギーな暖房費を増やさずに家中を快適に暮らせる家を、省エネ性能を上げることで造ろうとしたのである。
         室蘭工業大学 鎌田紀彦名誉教授(エコハウス大賞と高断熱住宅の行方から抜粋)

20年前完成した住宅です。
そんなに遠い昔ではない時代ですが、鎌田教授のような考えは残念ながら皆無でした。

当社では教授の考える高断熱住宅を建設コストといった一番大事な視点から再度構築し、どなたにでも手に入れることができるようにしたいと思います。
特別な存在でない。そんな「パッシブハウス」を再考するきっかけになると思います。

パッシブハウスは気温が-20℃にもなる極寒の地でも、暖房なしでも過ごせるほどで、その省エネ性、断熱性、気密性は世界トップレベル。

日本は四季がある独特の気候であり、日本の気候に合わせたパッシブハウス建築が望まれている。
そしてパッシブハウスの基準は世界各国の省エネルギー基準の中で最も厳しいと言われ、基準を満たすためには、窓や断熱材、換気装置の選別、気密・断熱の施工技術力、熱損失や消費エネルギーの計算など高レベルな建築設計並びに施工が求められる。